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ワクチン接種後の熱・痛みに使える薬について

[2021.07.01]

千代田区のコロナワクチン接種が当院でも始まっています。

私たちのような開業医に配布される本数はわずかなので、あっというまに予約枠が埋まってしまいます。

ご迷惑をおかけしていたら申し訳ありません。

そして、

ワクチン接種後に痛みのでる人がいます。

 

予防として解熱鎮痛剤をご希望される方もいらっしゃるのですが

予防投与には保険診療が使えません。(自費での処方が可能です)

発熱後であれば、保険診療として処方箋をだすことが可能です。

 

全身反応がでやすいのは2回めであり、そのピークは接種の翌日です。これも知っておくと

まだまだ痛くなるのかなーと心配におちいることも少なくなるのではないでしょうか。

(スライド元ネタは、山本舜悟先生の「新型コロナウイルスファイザーワクチンについて」より)

 

 

 

また厚生労働省では

ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。

についての回答を以下のように示しています。

 

ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。

ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬(※)で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。

・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合(ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状については、こちらをご覧ください。)

なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。

(※)市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)

(参考資料)
CDC. Interim Clinical Considerations for Use of COVID-19 Vaccines Currently Authorized in the United States

 

ということです。

 

なお、副作用べつに、漢方薬で対応する方法もあります。

  • 接種部位への痛みへ治打撲一方
  • 発熱に麻黄湯か麻黄附子細辛湯
  • 頭痛に葛根湯か五苓散
  • 倦怠感には補中益気湯

困ったときにはお気軽に杉原の方までご相談ください。

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