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シナジス注射ーRSウイルスから守るために

注)シナジスはワクチンではありません。

しかし、RSウイルスからベビーを守るために接種する注射なので、まるでワクチンのように見えます。

RSウイルスに効果のある成分を精製したもので効果は約1ヶ月です。ですので流行期のあいだに毎月投与する必要があります。

ワクチンではないので、他のワクチンとの間隔を気にする必要がありません。

1 なぜ、RSウイルスから守る必要があるのか

冬になると毎年流行するかぜなどの感染症。その原因となるウイルスは数百種にも及ぶといわれています。
中でも乳幼児が最も感染しやすいのがRSウイルスです。
その感染力は、ほとんどの子どもが2歳までに一度はRSウイルスに感染するといわれているほど。
名前はあまり知られていないけれど、じつはとても身近にいて、赤ちゃんの健康をおびやかす存在……
それがRSウイルスなのです。
RSウイルスは、秋から春までというかなり長い期間にわたり流行が続きます。
10月くらいには警戒をはじめて、4月くらいまで気を抜かないことが肝心です。

実はRSウイルスは大人でもかかるのです。しかし大人や大きな子どもが感染しても、鼻水が出る程度のかるい症状だけで終わることがほとんどです。

 

2 治療の対象となる早産児

以下の方は重症化のリスクが高いので保険適応でシナジスの接種が可能です。

A 早産児

  在胎期間28週以下(28週6日まで)で流行期初期に12ヶ月齢以下

  在胎期間29週から35週以下(35週6日まで)で流行期初期に6ヶ月齢以下

 
B 気管支肺異形成症
  過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症の治療を受けたことがあり流行初期に24ヶ月齢以下
 
C 先天性心疾患
  流行初期に24ヶ月齢以下の先天性心疾患児で血行動態に異状あり
 
D 免疫不全
  流行初期に24ヶ月齢以下の免疫不全を伴う
 
E ダウン症候群
  流行初期に24ヶ月齢以下のダウン症候群
 

4 注意事項など

神奈川県は7-3月(回数制限なし)東京都は非公開7-3月の8回(流行期間中)のみ保険適応です。地域によって保険適応がかわりますのでご注意ください。

 

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