品川区で麻しん発生!
[2019.10.28]
ワクチンと小児アレルギーを専門にする、杉原 桂です。
都内医療機関でも抗体検査が急がれています。
医学的観点からの予防法をお伝えします。
1 発熱した関係者、本人についてはただちに保健所に連絡(医療機関を通じて)して、必用な採血検査を受けて下さい。
2 発熱した患者さんのご家族や同じ会社の人、同じビルの人
母子手帳などで2回の麻しんワクチン接種した記録があれば、、3週間経過観察でOKです。
2回のワクチン接種記録が確認できない人は、1分でも早く麻しんワクチン接種をしてください。MRワクチンでもかまいません。麻しんワクチンは在庫がすくなく、どこにでもあるわけではないからです。
3週間経過をみて、発症しなければ、初回ワクチン接種から1ヶ月たったら2回目のワクチン接種を必ず。
3 発熱患者さんとの接触はないけれども、心配な人は採血して抗体検査をしてください。抗体検査の結果がまてない人は麻しんワクチンやMRワクチンを接種してもかまいません。
抗体価が少ないとき(PA法256倍未満、EIA法16未満)の場合は1ヶ月以上の間隔をあけてワクチン接種です。