当院小児科のおむつかぶれの治療について
おむつかぶれの原因
原因はさまざまです。ゆるくなった下痢便のアンモニアにさらされるのもそうですし、さらにそれをおしりふきでごしごしこすりつけられて悪化させるような場合もあります。
基本的な治療方針としては清潔にしてもらう。つまりじゃぶじゃぶ洗ってもらいたい。
どうしてもおしりふきでは皮膚の目にみえないレベルの凹凸部分に便がのこってしまたりすることがあるからです。
外出先であらえないのならば、水をたっぷりひたしたティッシュなどでざっくりぬぐってもらいたいと思います。
治療薬物
その後の薬物としては、基本原則としてはワセリン(≒プロペト)で大丈夫です。たまに紫雲膏をつかう場合もありますが、個人的にはそれほど強さに違いが大きくあるようには感じていません。
ただし、たっぷりぬってほしい。
https://pediatrician.hatenadiary.org/entry/20121215/1355536292
こちらの画像をみればわかるとおり、てんこ盛りでいいのです。
外から守るのが仕事。治す効果はこの薬にはありませんが、元気な皮膚には治す力があります。
それを発揮させるためのバリアーです。
これで改善がない場合は別の原因なども考える必要がありますので、お気軽にご相談ください。