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手足口病の大流行について

[2019.07.20]

7/5のブログでも少し書きましたが、流行のおさまる気配がありません。追記します。

 

ことしの手足口病の特徴

少なくとも千代田区で私が診ている手足口病にはいくつかの特徴があります。

  • 手のひら、ではなくて、手の甲から前腕の背側を中心にひろがる。
  • 足のうら、ではなくて、足の甲からすね、の部分にひろがりやすい。膝の発疹と癒合することも。
  • 口のなかだけ、ではなくて、唇の周りにも水疱様発疹が多発する場合がある。
  • 嘔吐を伴う場合がある。
  • 発熱する症例が多い。
  • ヘルパンギーナと最初はみわけがつかない場合もある。

もともとヘルパンギーナも手足口病もエンテロウイルスの同じグループなのです。しかし今年はいつもより高熱だったり、最初は喉の奥だけに水疱形成があり、ヘルパンギーナでしょうと診察したところ3日間高熱がつづいたあとに手足に発疹がはじまったり、とまるでヘルパンギーナと手足口病のあいのこ、のようなお子さんをみかけています。

もしかしたら、インフルエンザウイルスのようにエンテロウイルスも進化しているのかも、と疑いたくなります。

大騒ぎしすぎ?

なぜか保育園では発疹がかすかにでただけで、手足口病かもしれない!と病院にいってきてください、となるようです。

けれど大昔からずっとある病気で、だれもがかかる病気です。ごく稀に重症化することはありますが

特効薬があるわけでもありませんし、発熱のあいだにお休みすればすむだけなので、ふつうの夏かぜとやることはかわりません。

手足口病のことを勉強していない先生から、「発疹が全部消えるまで登園禁止!」と指導された人もいましたが、感染防止にはなんの効果もありません。

 

 

 

以下は厚生労働省の感染症エキスプレスより一部抜粋

◆手足口病が増加しています

 手足口病は、主にエンテロウイルスによる夏風邪の一つです。その名の通り手や足、口(口の中、唇)に小さな水疱ができる病気です。主に子どもの病気ですが、特に乳児では経口摂取できなくなった結果、脱水症に陥ることや、ときに髄膜炎を引き起こし、稀ですが脳炎や新生児での心筋炎など重症化することもあります。複数のウイルスの型のため何度もかかることがあり、また、抗菌薬は効きません。
 予防のために、感染者との濃厚な接触を避け、手洗い・うがいを徹底しましょう。

<国立感染症研究所 手足口病とは>

 

上記のサイトより

手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていない。主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみ登校登園停止を行って、学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止をねらっても、効果はあまり期待ができない。本疾患の大部分は軽症疾患であり、集団としての問題は少ないため、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない。通常の流行状況での登校登園の問題については、流行阻止の目的というよりも患者本人の症状や状態によって判断すればよいと考えられる。

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