食物アレルギー
[2019.05.24]
H13年に厚生労働省は食品の表示義務を決めました。食品表示法です。
その内容を決めるために集まっていたグループが、解散することになりましたが、まだまだ問題はこれからでした。
当時、食物アレルギーを子どもが発症しても、学校側はどうしていいかわからない。該当食品を製造した側の会社も困ってしまう。医療機関にも十分な情報がない時代でした。
NPO法人として食物アレルギーパートナーシップというグループをそのメンバーでつくりました。私はそのときに海老澤先生の代理としてメンバーの端に加えさせていただいたのです。
時がすぎて、誰でも食物アレルギーを心配しすぎるような時代になりました。
NPO法人はその役目をおえ、解散にいたっています。
僕は過剰に行き過ぎた、脅しをベースにした医療情報の提供に危機感を覚え、医療コミュニケーションを医学生に教えるような立場になっていったのです。